ポーカー(52枚・ジョーカーなし)で5枚配られたとき、ワンペアができる確率は約42.3%、フラッシュは約0.197%、ロイヤルフラッシュは約0.00015%(64万9,740回に1回)です。役が強いほど出る確率は低くなります。
無作為に配られた5枚で役を判定する場合、ポーカーの役は強いものほど出にくくなっています。このページでは、5枚配られる場合と、テキサスホールデムのように7枚から5枚を選ぶ場合のそれぞれで、各役ができる確率を一覧表にしました。さらに、手札2枚の確率、アウツを使った逆転確率の求め方、代表的な対戦の勝率まで、すべて組み合わせの数から計算しています。役の種類と強さそのものはポーカーの役一覧と強さで解説しています。
以下の数字は、特に断りがない限りジョーカーなしのトランプ52枚を使った場合です。
5枚で役ができる確率一覧
ファイブカードドロー(ドローポーカー)で最初に5枚配られたときなど、52枚から5枚を引いたときの確率です。5枚の組み合わせは全部で2,598,960通りあります。
| 役 | 組み合わせ数 | 確率 | 目安 |
|---|---|---|---|
| ロイヤルフラッシュ | 4 | 0.000154% | 約64万9,740回に1回 |
| ストレートフラッシュ(ロイヤルを除く) | 36 | 0.00139% | 約7万2,193回に1回 |
| フォーカード | 624 | 0.0240% | 約4,165回に1回 |
| フルハウス | 3,744 | 0.144% | 約694回に1回 |
| フラッシュ(ストレートフラッシュを除く) | 5,108 | 0.197% | 約509回に1回 |
| ストレート(ストレートフラッシュを除く) | 10,200 | 0.392% | 約255回に1回 |
| スリーカード | 54,912 | 2.11% | 約47回に1回 |
| ツーペア | 123,552 | 4.75% | 約21回に1回 |
| ワンペア | 1,098,240 | 42.3% | 約2.4回に1回 |
| ハイカード(役なし) | 1,302,540 | 50.1% | 約2回に1回 |
| 合計 | 2,598,960 | 100% |
5枚配られただけでは、半分は役なしです。何らかの役(ワンペア以上)ができる確率は約49.9%で、ほぼ五分五分といえます。
7枚から5枚を選ぶ場合の確率(テキサスホールデム)
テキサスホールデムでは、手札2枚と場札5枚の計7枚から最も強い5枚を選びます。リバーまで見た場合の確率は次のとおりです。7枚の組み合わせは133,784,560通りです。
| 役 | 組み合わせ数 | 確率 | 目安 |
|---|---|---|---|
| ロイヤルフラッシュ | 4,324 | 0.0032% | 約3万940回に1回 |
| ストレートフラッシュ(ロイヤルを除く) | 37,260 | 0.0279% | 約3,591回に1回 |
| フォーカード | 224,848 | 0.168% | 約595回に1回 |
| フルハウス | 3,473,184 | 2.60% | 約39回に1回 |
| フラッシュ | 4,047,644 | 3.03% | 約33回に1回 |
| ストレート | 6,180,020 | 4.62% | 約22回に1回 |
| スリーカード | 6,461,620 | 4.83% | 約21回に1回 |
| ツーペア | 31,433,400 | 23.5% | 約4.3回に1回 |
| ワンペア | 58,627,800 | 43.8% | 約2.3回に1回 |
| ハイカード(役なし) | 23,294,460 | 17.4% | 約5.7回に1回 |
| 合計 | 133,784,560 | 100% |
7枚あるとカードの選択肢が増えるため、ワンペア以上の各役は5枚のときより出やすくなり、ハイカードは出にくくなります。特にツーペアは約23.5%と、5枚のとき(約4.75%)の5倍近くになります。役なしは17.4%しかなく、ワンペアやツーペアより出にくいのが7枚の特徴です。ただしこれは、手札を選別せず、すべてのハンドでリバーまで配ると仮定した理論上の確率です。実際のゲームでは途中で降りる手もあり、相手も同じ場札を使える点に注意しましょう。
確率の計算方法(組み合わせの考え方)
ポーカーの確率は、「その役になる組み合わせの数 ÷ 全部の組み合わせの数」で求めます。組み合わせの数は、n枚からr枚を選ぶ方法の数「nCr」を使って計算します。
全体の数:52枚から5枚を選ぶ
52C5 = (52×51×50×49×48) ÷ (5×4×3×2×1) = 2,598,960通り
例1:フォーカードの数
- フォーカードにする数字を13種類から1つ選ぶ:13通り
- その数字の4枚はすべて使う:1通り
- 残り1枚を、ほかの48枚から選ぶ:48通り
13×48 = 624通りなので、確率は624 ÷ 2,598,960 ≒ 0.024%です。
例2:フルハウスの数
- スリーカードにする数字を13種類から選び、その4枚から3枚を選ぶ:13×4C3 = 13×4 = 52通り
- ペアにする数字を残り12種類から選び、その4枚から2枚を選ぶ:12×4C2 = 12×6 = 72通り
52×72 = 3,744通りで、確率は約0.144%です。
例3:フラッシュの数
同じマークの13枚から5枚を選ぶ方法は13C5 = 1,287通り、マークは4種類なので1,287×4 = 5,148通りです。ここからストレートフラッシュ(ロイヤルを含む40通り)を引いて、5,108通りになります。
このように「数字の選び方×マークの選び方」に分けて数えるのが、ポーカーの確率計算の基本です。
テキサスホールデムの手札(プリフロップ)の確率
最初に配られる2枚の組み合わせは、52C2 = 1,326通りです。
| 手札の種類 | 組み合わせ数 | 確率 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 特定のポケットペア(例:AA) | 6 | 0.45% | 221回に1回 |
| AAかKK | 12 | 0.90% | 約111回に1回 |
| どれかのポケットペア | 78 | 5.88% | 17回に1回 |
| スーテッド(同じマークの2枚) | 312 | 23.5% | 約4.25回に1回 |
| AK(マーク問わず) | 16 | 1.21% | 約83回に1回 |
| AKスーテッド | 4 | 0.30% | 約332回に1回 |
ポケットペアは、13種類の数字それぞれで4枚から2枚を選ぶ6通り、計13×6=78通りです。スーテッドは、4種類のマークそれぞれで13枚から2枚を選ぶ78通り、計312通りになります。
フロップで役が良くなる確率
場札が3枚開くフロップでの確率です(自分の手札2枚を除いた50枚から3枚、19,600通り)。
| 状況 | 確率 |
|---|---|
| ポケットペアと同じ数字が場札に1枚以上出る(セット以上が確定) | 11.8% |
| ペアでない手札で、どちらかと同じ数字のカードがフロップに1枚以上出る | 32.4% |
| スーテッドの手札でフロップにフラッシュが完成する | 0.84% |
| スーテッドの手札でフロップにフラッシュドロー(同じマーク2枚)が出る | 10.9% |
ポケットペアと同じ数字が場札に1枚以上出る確率は、フロップまでで約11.8%(およそ8.5回に1回)、リバーまでで約19.2%です。スーテッドの手札で、リバーまでに手札のマークのフラッシュが完成する確率は約6.4%です。「同じマークだから」という理由だけで参加しすぎないようにしましょう。
アウツと2・4の法則
アウツとは
アウツとは、まだ見えていないカードのうち、引けば自分の手が改善し、勝利につながると見込めるカードのことです。たとえば手札がA♥ K♥で、フロップがQ♥ 7♥ 2♣なら、ハートが1枚来ればフラッシュが完成します。ハート13枚のうち4枚は見えているので、残りの9枚がアウツです。ただし、この9枚はフラッシュを完成させるカードであり、完成しても相手の手によっては負ける場合があります。
正確な確率の求め方
フロップの時点で見えていないカードは、52枚から手札2枚と場札3枚を除いた47枚です。ターンとリバーの2枚でアウツを1枚以上引く確率は、「2枚とも外れる確率」を1から引いて求めます。
9アウツの場合:1 −(38/47 × 37/46)= 1 − 1,406/2,162 ≒ 34.97%
2・4の法則(簡単な暗算方法)
実戦では、次の簡単な計算で近い値を出せます。
- フロップからリバーまで(残り2枚):アウツ × 4 ≒ 完成する確率(%)
- ターンからリバーまで(残り1枚):アウツ × 2 ≒ 完成する確率(%)
先ほどの例では、9アウツ×4=36%で、正確な値34.97%にかなり近くなります。ターンで外れてリバー1枚を待つ場合は9×2=18%で、正確な値は9/46≒19.6%です。
| ドローの種類 | アウツ | 2・4の法則(2枚) | 正確な値(2枚) | 2・4の法則(1枚) | 正確な値(ターン→リバー) |
|---|---|---|---|---|---|
| ガットショット(内側のストレートドロー) | 4 | 16% | 16.5% | 8% | 8.7% |
| オープンエンドのストレートドロー | 8 | 32% | 31.5% | 16% | 17.4% |
| フラッシュドロー | 9 | 36% | 35.0% | 18% | 19.6% |
| フラッシュドロー+ガットショット | 12 | 48% | 45.0% | 24% | 26.1% |
| フラッシュドロー+オープンエンド | 15 | 60% | 54.1% | 30% | 32.6% |
アウツが多くなるほど、4倍の法則は実際より高めに出ます。12アウツ以上のときは、少し割り引いて考えるのが安全です。
実戦での使い方
完成する確率は、コールするかどうかの判断材料になります。たとえばターンまで開かれ、残る共通カードがリバーの1枚だけという状況で、フラッシュドロー(完成する確率は約19.6%、およそ5回に1回)を持っているときに、相手がポットと同じ額を賭けてきたとします。元のポットを1とすると、ポットは相手のベットで2になり、自分が1を払ってコールすれば合計3を取り合うことになります。3のうち1を払うので、必要な勝率は約33.3%です。フラッシュが完成したときだけ勝ち、外れたら必ず負け、引き分け・リバーでの追加のベット・手数料はないと仮定すると、完成する確率(約19.6%)がそれより低いため、この場合は数字の上ではフォールドが有利です。
代表的な対戦の勝率(プリフロップでオールインした場合)
手札2枚どうしでオールインし、場札5枚が最後まで開かれた場合の勝率です。残り48枚から場札5枚が出る全1,712,304通りをすべて計算しました。マークによって数字が少し変わるため、使った手札のマークも記載しています。
| 対戦(マーク) | 先の手札の勝ち | 後の手札の勝ち | 引き分け |
|---|---|---|---|
| A♠A♥ 対 K♣K♦(大きいペア対小さいペア) | 81.06% | 18.55% | 0.38% |
| A♠K♥ 対 Q♣Q♦(2枚のオーバーカード対ペア) | 42.66% | 56.99% | 0.34% |
| A♠K♠ 対 Q♥Q♦(スーテッドのAK対ペア) | 46.02% | 53.59% | 0.39% |
| A♠K♥ 対 2♣2♦(オーバーカード対一番小さいペア) | 46.67% | 52.75% | 0.58% |
| A♣K♦ 対 J♠10♥(オーバーカード2枚対アンダーカード2枚) | 62.43% | 37.21% | 0.37% |
| A♠A♥ 対 7♣6♣(大きいペア対スーテッドコネクター) | 76.81% | 22.87% | 0.32% |
| K♠K♥ 対 A♠Q♦(ペア対Aを含む2枚) | 71.21% | 28.37% | 0.42% |
| J♠J♥ 対 A♠K♦(ペア対2枚のオーバーカード) | 56.65% | 42.95% | 0.41% |
ペアどうしでは大きいペアがおよそ4対1で有利です。ペア対2枚のオーバーカード(ペアより大きい2枚)は勝率が拮抗し、「コインフリップ」と呼ばれます。多くの場合はペア側がわずかに有利ですが、数字やマークの組み合わせによって差は変わります。表のA♠K♥対2♣2♦でも、AKは強い手札ながら一番小さいペアにやや不利です。また、最強の手札であるAAでも、7♣6♣のようなスーテッドコネクターにはおよそ4〜5回に1回逆転されます。
確率を知っておくと得すること
確率を覚える目的は、毎回の勝ち負けを当てることではありません。たとえば「ポケットペアは17回に1回しか来ない」「フラッシュドローはリバーまでに約35%しか完成しない」と知っていれば、弱い手札で参加しすぎたり、外れる確率の高いドローを狙って高額のベットにコールしたりするミスを減らせます。ゲームの流れはテキサスホールデムのルール、ポーカー全体の基本はポーカーのルールと遊び方で確認できます。
確率の知識を実戦で試したい場合は、チップで遊べるアミューズメントポーカーやポーカーアプリがおすすめです。
よくある質問
ロイヤルフラッシュが出る確率はどれくらいですか?
5枚配られるポーカーでは4/2,598,960で約0.000154%、およそ64万9,740回に1回です。テキサスホールデムのように7枚から5枚を選ぶ場合は約0.0032%、およそ3万940回に1回まで上がります。
テキサスホールデムでAAが配られる確率は?
手札2枚の組み合わせは1,326通りで、そのうちAAは6通りなので6/1,326=1/221、約0.45%です。どれでもよいのでポケットペアが配られる確率は78/1,326=1/17、約5.88%です。
2・4の法則はどのくらい正確ですか?
アウツが少ないときはかなり正確です。フラッシュドロー(9アウツ)なら4倍の法則で36%、正確な値は約35.0%です。アウツが多くなるほど実際より高めに出るため、15アウツ以上では正確な値(15アウツで約54.1%)とのずれが大きくなります。
AA対KKはどちらがどれくらい有利ですか?
プリフロップでオールインした場合、A♠A♥対K♣K♦ではAAの勝ち約81.1%、KKの勝ち約18.6%、引き分け約0.4%です(場札5枚の全1,712,304通りを計算)。KKが逆転するのはおよそ5回に1回です。
参考資料
- Poker probability - Wikipedia(2026/10/18 閲覧)