ポーカーの役は全部で10種類あり、一番強いのはロイヤルフラッシュ、一番弱いのはハイカード(役なし・通称ブタ)です。強い順にロイヤルフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペア、ハイカードと並びます。
このページでは、ポーカーの役10種類について、作り方と例、出る確率、同じ役どうしで勝敗をどう決めるかまでを、初めての人でも迷わないようにまとめました。
ポーカーの役 強さ早見表
| 強さ | 役の名前 | 例 | 条件 | 5枚で出る確率 | 7枚(ホールデム)で出る確率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ロイヤルフラッシュ | A♠ K♠ Q♠ J♠ 10♠ | 同じマークのA・K・Q・J・10 | 0.00015%(約65万回に1回) | 0.0032% |
| 2 | ストレートフラッシュ | 9♥ 8♥ 7♥ 6♥ 5♥ | 同じマークで数字が5枚連続 | 0.0014%(約7.2万回に1回) | 0.028% |
| 3 | フォーカード | Q♠ Q♥ Q♦ Q♣ 7♠ | 同じ数字が4枚 | 0.024%(約4,165回に1回) | 0.17% |
| 4 | フルハウス | 8♠ 8♥ 8♦ K♣ K♠ | スリーカード+ワンペア | 0.14%(約694回に1回) | 2.6% |
| 5 | フラッシュ | A♦ J♦ 8♦ 6♦ 2♦ | 同じマークが5枚 | 0.20%(約509回に1回) | 3.0% |
| 6 | ストレート | 10♣ 9♦ 8♠ 7♥ 6♣ | 数字が5枚連続(マークは問わない) | 0.39%(約255回に1回) | 4.6% |
| 7 | スリーカード | 5♠ 5♥ 5♣ K♦ 2♠ | 同じ数字が3枚 | 2.1%(約47回に1回) | 4.8% |
| 8 | ツーペア | J♠ J♣ 4♥ 4♦ A♠ | ペアが2組 | 4.8%(約21回に1回) | 23.5% |
| 9 | ワンペア | 10♥ 10♠ K♣ 7♦ 3♠ | ペアが1組 | 42.3% | 43.8% |
| 10 | ハイカード(ブタ) | A♣ J♦ 9♠ 6♥ 3♣ | 上のどれにも当てはまらない | 50.1% | 17.4% |
「5枚で出る確率」は配られた5枚だけで役が完成する確率(全2,598,960通り)、「7枚で出る確率」はテキサスホールデムのように7枚から最も強い5枚を選ぶ場合の確率(全133,784,560通り)です。ホールデムではカードが多いぶん、ツーペア以上の役がずっと出やすくなります。計算の詳しい方法はポーカーの確率と計算方法で解説しています。
各役の詳しい解説
1. ロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ)
同じマークのA・K・Q・J・10がそろった、ポーカーで最も強い役です。ストレートフラッシュの中で一番強い形のことで、日本では「ロイヤルストレートフラッシュ」と呼ばれることも多いです。5枚配りのポーカーでは約65万回に1回しか出ません。
マークに強弱がないルールでは、ロイヤルフラッシュどうしは必ず引き分けです。
2. ストレートフラッシュ
同じマークで数字が5枚続いている役です。例:9♥ 8♥ 7♥ 6♥ 5♥。ストレートフラッシュどうしなら、一番上の数字が大きい方が勝ちです。
Aは「A-2-3-4-5」の一番下としても使えます(この並びを「ホイール」と呼びます)。この場合のトップは5なので、最も弱いストレートフラッシュになります。
3. フォーカード
同じ数字のカードが4枚そろった役です。英語では「フォー・オブ・ア・カインド」、ポーカー用語では「クワッズ」とも呼ばれます。フォーカードどうしは4枚の数字が大きい方が勝ちです。テキサスホールデムで共通カードにフォーカードができている場合など、両者のフォーカードの数字が同じときは、残り1枚のキッカーで比べます。
4. フルハウス
スリーカードとワンペアの組み合わせです。例:8♠ 8♥ 8♦ K♣ K♠(「8のフルハウス」)。フルハウスどうしは、まず3枚の方の数字で比べ、同じならペアの数字で比べます。そのため 8-8-8-K-K より 9-9-9-2-2 の方が強くなります。
5. フラッシュ
同じマークのカードが5枚そろった役です。数字は続いていなくてもかまいません。フラッシュどうしは、一番大きいカードから順番に1枚ずつ比べていきます。A♦ J♦ 8♦ 6♦ 2♦ と A♠ J♠ 7♠ 6♠ 5♠ なら、3枚目の8と7を比べて前者の勝ちです。
6. ストレート
マークに関係なく、数字が5枚連続している役です。Aは一番上(10-J-Q-K-A)と一番下(A-2-3-4-5)のどちらにも使えますが、K-A-2-3-4のように回り込むことはできません。ストレートどうしは一番上の数字が大きい方の勝ちです。
7. スリーカード
同じ数字が3枚そろった役です。英語では「スリー・オブ・ア・カインド」です。ホールデムでは、手札のペアと場の1枚で作るものを「セット」、手札1枚と場のペアで作るものを「トリップス」と呼び分けます。スリーカードどうしは3枚の数字で比べ、同じなら残りのカードで比べます。
8. ツーペア
ペアが2組ある役です。ツーペアどうしは、大きい方のペア、小さい方のペア、残り1枚の順に比べます。J-J-4-4-A と 10-10-9-9-K なら、大きい方のペアがJの前者の勝ちです。
9. ワンペア
同じ数字が2枚ある役で、ハイカードを除くと5枚配りで最も出やすい役です。ワンペアどうしはペアの数字で比べ、同じなら残り3枚を大きい順に比べます。
10. ハイカード(役なし/ブタ)
どの役にも当てはまらない手で、日本では「ブタ」とも呼ばれます。最も弱い手ですが、相手も役なしなら、一番大きいカードから1枚ずつ比べて勝敗を決めます。
同じ役どうしの勝敗の決め方(キッカー)
同じ役になった場合は、次の順番で勝敗を決めます。
- 役を作っているカードの数字を比べる(例:Kのペアは、Qのペアより強い)。
- それも同じなら、役に使っていない残りのカード(キッカー)を大きい順に比べる。
- 使う5枚がすべて同じ数字なら**引き分け(スプリット)**となり、ポットを均等に分ける。
テキサスホールデムでは「7枚のうち最も強い5枚」だけで比べるので、6枚目と7枚目のカードは勝敗に関係しません。
マーク(スート)に強さはある?
カジノやテキサスホールデムなど一般的なポーカーでは、マークに強弱はありません。役が同じで、比べる5枚の数字もすべて同じなら引き分けです。ただし日本の家庭や一部のゲームでは「スペード、ハート、ダイヤ、クラブ」の順で勝敗をつけるローカルルールもあるので、遊ぶ前に確認しておきましょう。
初心者がよく間違えるポイント
- フラッシュはストレートより強い:出る確率が低いフラッシュの方が上です。
- フルハウスはフラッシュより強い:5枚配りでは確率が近いですが、順位は必ずフルハウスが上です。
- Aは一番強いカードだが、ストレートでは一番下にもなる:A-2-3-4-5 は最も弱いストレートです。
- 回り込みのストレートはない:Q-K-A-2-3 はストレートになりません。
役の強さを覚えたら、次はポーカーのルールと遊び方で、ゲームの流れと賭け方を確認しましょう。
※ 確率は52枚のトランプ1組(ジョーカーなし)で計算した理論値です。
よくある質問
ポーカーで一番強い役は何ですか?
ロイヤルフラッシュ(同じマークのA・K・Q・J・10)です。次に強いのがストレートフラッシュ、その次がフォーカードです。
フラッシュとストレートはどちらが強いですか?
フラッシュの方が強いです。5枚配りではフラッシュが約509回に1回、ストレートが約255回に1回と、フラッシュの方が出にくいためです。
ポーカーの役はいくつありますか?
役なし(ハイカード)を含めて10種類です。ロイヤルフラッシュをストレートフラッシュの一部とみなして9種類と数えることもあります。
「ブタ」とは何ですか?
どの役もそろっていない手(ハイカード)を指す日本の俗称です。
ジョーカーは使えますか?
テキサスホールデムではジョーカーは使いません。家庭用のルールでジョーカーをどのカードの代わりにもなるワイルドカードとして使う場合は、同じ数字が5枚そろう「ファイブカード」を最強の役とすることがあります。
参考資料
- ポーカー・ハンドの一覧(Wikipedia)(2026/10/18 閲覧)